だが私は すぐに違和感に気づいた。
アキラ君の胸に触れる私の体は間違いないと言っている。
そう、胸だ。
女の子にしかないはずのものがアキラ君の体についている…。
この感触は間違いない…。
いつの間にかアキラ君の体は私から離れていた。
私の側に杏子が来て「大丈夫??心配したんだよ〜」と情けない表情で言っている。
だが その声も失礼ながら耳には殆ど入らなかった。

え…もしかして…女の子…?