「俺は学年で一番を狙う!!!」
自信満々に言った はるか。
「はるか なら本当にやってのけちゃいそうで怖いよ。」
「やってやるさっ!」
はるかはまた、自信満々に笑った。
この笑顔 の破壊力…半端ない。



Bクラスの教室に入り、ホームルームが始まる。今は自己紹介の時間だった。
最後の一人も紹介し終え、休憩時間に入る。全員がギクシャクしている中、私もまた、その内の一人だった。
「ねぇ!!明乃ちゃん!!」
後ろから明るい少女の声が聞こえた。振り向くとニッコリと笑った少女が私を見ていた。
「私、菅野杏子(すがのきょうこ)!!
前後だしさー!宜しく!」