「なあ、早くでてってよ

それか

あんたもちゃんと

稼いでやッッッ」


お母さんは

私に

言った。


「…なんなん」


「あんたがおらんかったら

あたしわ、こんなに

頑張らんでえーねん。

あんたのせいやねんで?

…いっその事

死にや」