蘭「それから竜にぃは意識不明の重体。今もまだ病院で眠ってる。」
蘭「鈴はそれから責任感じて、毎日お見舞いに行ってる。それに、『自分が居なければ』って自分を攻め続けてる。鈴に竜にぃが言ったんだって。『大丈夫。鈴は兄ちゃんが守る』って。だから賢に大丈夫って言われたときにちょっとカチンときちゃったのかな。なんにも知らないくせにーって」
蘭は窓のそとを眺めていた
その横顔はとても寂しそうだった
蘭だって、兄が意識不明で悲しいはず。なのに、妹に心配させないように我慢してるだけ。
そんな蘭を見てると、こちらまで哀しくなる
蓮斗「お兄さんは大丈夫さ…」
蘭「ッ…………あんたも…そうやって同情するのね…」
蓮斗「違う。そういうつもりじゃない」
蘭「じゃあなんなのよ!!私だって…私だって…」
『泣きたいわよ…ッ…!!』
蓮斗が蘭を抱き締めた。
蓮斗「まだ生きてるんだからいいじゃねぇか」
蘭「……」
蓮斗「死んでたらもう会えねぇけど…戻ってくる可能性はあるんだろ?なら元気で待ってればいいじゃねぇか。」
蘭「…!!」
來夢「そうだよ!!死んでないんだから大丈夫!!また絶対に会える!!」
勝「せやせや!!だから気長に待ち!!なぁ?」
タクト「蘭達の悲しみはわからないけど、もう俺達仲間でしょ?一緒に頑張ろう。」
蘭「うっ……ひっく……うぅ………ありがとう…」
蓮斗「大丈夫。」
竜にぃ。私達。新しい仲間が出来ました
その人たちは、竜にぃが起きるのを一緒に待ってくれるみたいです
だから、早くしてね?竜にぃ
最高の笑顔で待ってるから