賢side





俺らがまだ大切なものを見つけていなかったとき…



その頃、人生にムシャクシャして、俺らはケンカをしまくった




誰も"自分"を見てくれない。




俺はいつもそう思っていた



5人でケンカをしまくってると聞こえた声




『おい』



蓮斗「あ゙誰だテメェ…」



莱夢「何の用?」



『星華セイカ』



勝「なんやそれ…フッ…とうとう俺らを潰しに来たんか」



『そうだ。』



タクト「全国No.1が…なんでだよ…正統派には来ないはず」



『理由は簡単だよ』





するともう一人の方も喋り始めた






『『お前らが孤独だから』』






「「「「「…ッ!!」」」」」





『仲間をもっとつくれ。守りたいものを守り抜け。こんなしょうもないことやめて…お前らなら上まで登ってこれる』





もう一人が言った言葉は、俺らの心に響いた






すると不意に風が吹いて、2人の黒いフードが取れた






「「「「「…!!」」」」」








そこには、金髪で髪の長い女と、銀髪で髪の短い女がいた








ケンカをしたわけでもないが、2人からは強い空気が感じられた




だから俺らはケンカを売らなかった





賢「さ…最後に…名前だけでも!!」








『金蘭キンラン』



『銀鈴ギンレイ』







2人はニッコリ微笑みながら言った





あの日が、金蘭、銀鈴との出会い




一生忘れないであろう出会い





そして…









2人は金の長方形に、右下に紫の宝石が埋めてあるネックレスをつけていた