「でも、ハース...家でやることあるんじゃないの?」












「何をおっしゃってるのですか?」










「へっ?」











「どこの者がこの国の王子を一人のお着きもつけずに無防備に放っておくのですか?」













「...でも...」











「私は、あの屋敷がどうなろうと構わない...あなたさえ無事でいてくれれば
もう望むものはありません...」