「聞いては、おらぬのか」











「何も...」












「そうか...実はな、ランクエル卿は、今日をもってこの国の遥か南に位置する
シンルクス王国の国王の近衛の騎士を務めることになってな...」












「いつ帰ってくるんですか?」












「それが分からんのだ...もしかしたら一生かえって来ぬかもしれない」













「そんな....」