瑞輝さんから、嫌われるの怖くて、、、


、、、言おう、言おうと思っても、言葉が出てきてくれないんだ。


「、、、ごめん。雫月」


星夜は、あたしの手をギュッと握る。


だから、あたしも星夜の手を握り返す。


「ううん。でも、ちゃんと言おうと思う。瑞輝さんには、知る権利があるから、、、そして、響輝くん、も」

「なら、その時。俺にも、響月の女に会わせてくれよ?俺も、ちゃんと謝りたい」


、、、今更、謝っても響月は帰ってこない。


だけど無かったことに、あたし達はしちゃいけない。


「、、、わかった。なら、さ?今年の、、、響月の命日にしない?」

「それは、雫月に任せる」


きっと1人じゃ、瑞輝さんに本当のことを話せなかったと思う。