「響輝、、、ちょっと、俺に雫月のこと貸してくんねぇ?」

「え~~~」


星夜の言葉に、響輝くんは嫌そうな顔をする。


「響輝くん。あたしも少し、星夜と話したい」

「雫月が言うなら、仕方ねぇな」

「ありがとう」


そう言うと、響輝くんは照れたような顔をし、ブランコの方へと走って行く。


それを確認し、星夜は口を開く。


「響月の子供って、、、。あいつ、女が居たなんて一言も、、、」


響月は、星夜にも話してなかったんだ。


「あたしも知らなかった。響月に彼女が居て、2人の間に子供まで居たなんて、、、」

「俺、、、響月の女からも、響輝からも、、、」


自分のことを責める、星夜。


「星夜、だけのせいじゃない。それに、あたし、、、。まだ、瑞輝さんに、、、響月の彼女に本当のこと話せてないんだ。もう、7年も瑞輝さんと一緒にいるのに」