星夜と、視線が交わる。


「、、、あたしと一緒に「幸せ」って言う、行き先が見えない、、、あやふやな、未来に、、、一緒に、落ちて下さい」


そう言って、精一杯の笑顔を星夜に向けた。


「、、、雫月」

「今度は、あたしが約束を作っても良い?」


あたしは、星夜に尋ねる。


「約束、って?」


あたしは星夜の前に、小指を差し出す。


それに、星夜も自分の小指を絡ませる。


ギュッと、絡められた小指。


それに、愛おしい気持ちが募る。


あたしはゆっくりと息をつき、話す。


「あのね、、、?」

「うん」


星夜は、優しく相槌をくれる。