あたしと星夜の間に、重たい空気が流れる。


カチカチと、秒針の音が、ヤケに聞こえる。


なんで、あたしと星夜は、こんな風になったんだろう。


、、、ヤバ、いかも。


泣き、そう。


なんで?あたしは、、、こんなに泣きそうなんだろう。


ただ、手を払われただけなのに、、、


どうして、こんなに胸が苦しいんだろう。


胸をナイフや何かで、引き裂かれた様な、、、


気持ちになるのは、どうして?


そろそろ、限界だ。


涙が、零れ、、、


__グイッ__


星夜に腕を引かれ、気付けば、星夜の腕の中に居た。


トクントクンと、星夜の心臓の音が聞こえる。


「、、、泣かせる、つもりはなかった。ごめん、雫月」


抱き締められているせいで、今、星夜がどんな顔をしているのか、わからない。