「も、しもし…?」 『なんで今日遊べねぇの!?』 その宏の声からは、怒りと驚きではなく嬉しさと驚きが感じられた。 「………、友達と遊ぶからさ」 『ふうん…、まあいいや、俺は ―――――…お前が一番好き』 この言葉はきっと、嘘。 「ありがと…」 『おぅ!じゃあな』 ぷちん…プー、プー、プー…… こうして、宏からの誘いをすべて断ればきっと忘れられる。