「な、なんですか…?」
「こんな彼氏君より俺らと遊ばない?」
あれ、この声って………。
いや、まだ確信してはいけない。
「い、いや…っ「俺の彼女に触んな」
そこで、最初から黙ってた宏が出てきた。
陽の手首を掴んでぐぐ…っと捻る。
……見てらんねぇ。
「おい、俺のダチに何してんだ
宏」
「……よぉ、俊」
俺が名前をいった瞬間、陽を掴んでいた手をパッと離した。
なんなんだ。
今の宏の考えていることは、全然俺にはわかんねぇよ。
ちらっと俺は宏の隣にいる女の子の顔を見る。
…やっぱり。
俺が思った通りの人だ。