そして、お昼休み。
私はどこに行けばいいのかわからずしどろもどろしていると、
俊くんからLINEが来た。
俊
『弁当持って屋上』
なんてシンプルな…。
ていうか、この学校って屋上開かなかったんじゃなかったっけ…?
こんなことを思いながら机に置いといたお弁当を持ち、屋上へ向かった。
ギイィィィィ…
あ、開いた…。
「おぅ、咲希」
「俊、この屋上のドアって開くんだね?」
「ああ、みんな知らないだけで開くんだよ」
俊が自分の方に来い来いと手招きしていたので、私は俊に近寄った。
そして俊はそのまま地面に座った。
私もそれにつられて座る。