「水澤先生!」


私は急いで駆け寄った


先生は腕をおさえて座り込んだ


「無事で良かった…」


先生は私の顔をみて笑った


何でこんなときまで笑うの…?


「これハンカチ 今から巻くからね」


私は先生の腕にハンカチを巻き付けた


そして私は無意識のうちに先生を抱き締めていたんだ


「相沢さん…?」


先生は戸惑っていたけど私を突き放さなかった


「本当にごめん… 私のせいで…」


「大丈夫ですよ それより何もなくて良かった」


先生の声が耳元で響く


先生の香りが私の鼻を刺激した


もうこんなにも先生のことを…


私は先生を強く抱き締めていた


ごめんなさい…


そして


ありがとう…


と心の中で唱えながら