そして待ちに待った放課後


さてと行くか!


私は真っ先に教室を飛び出した


場所は先生が副担をしているクラスの教室


教室につくとまだ終わっていないみたいだった


仕方ない待つか…


私は廊下で待つことにした


「それマジかよ…」


廊下の隅っこで2年生のヤンキー軍団が話していた


あんなところでなにやってんだろ…?


「じゃあ悟先輩やべーんじゃねーの」


えっ、悟って…


そういえばアイツ全然学校来てないよね…


何か気になる…


悟とは縁を切ったはずなのに


私は急に気になって仕方なかった


「ねぇ、悟のこと詳しく聞かせて」


私は集団に声をかけた


「あっ、美里先輩! お久しぶりです 悟先輩のこと何も聞いてないんですか?」


「あー、一応アイツとは縁切ったから でも気になるんだよ 教えて」


何か嫌な予感がする…


「それが悟先輩ヤバい奴等とつるんでるらしくて… でもそいつらとトラブルがあって仲間割れしたみたいなんですよ…」


「ヤバい奴等って…?」


「なんか薬物とかを密売してる組織らしくて… 近いうちに悟先輩とタイマンバトルするって…」


それって相当ヤバいやつじゃん…


「タイマンってまさかアイツ1人で?」


「そうみたいっす 相手はやくざ並みに強いらしくて」


嘘だろ…


「タイマンする場所とか知ってる?」


「あっ、確かこの近くのビルです まさか先輩行くつもりですか? って先輩!?」


私は無意識に走り出していた


悟が危ない


私はどしゃ降りの中を走った