今日一日でテンションの浮き沈みが激しすぎる……。




でも




本当に幸せな気持ちでいっぱいで。



好きな人とこんなに近くにいれることがこんなにも嬉しいことだなんて少し前まではわからなかった。




知る余地もなかっただろう。



そんなことを思っていると、もう家に着いていた。


「あ、あたしの家ここだから!ありがとね燈貴くん!」

すると

「へぇ、ここなんだ。俺んちと近いじゃん。俺んちあそこだよ。」


と、道路の向こう側の左斜め前の建物を指差しながら言った。



ほ、ほんとに近い……。



「ほんとだ。近いね!」


「んねっ」

そう言ってニコッとした彼の顔がほんとに愛おしくて。ずっと見ていたくなるぐらい。


この時強く強く思った。



ずっと燈貴くんのそばにいたい―…。