なに?っと思ったら……



「火の……トリ?」

「あんま、鳥って言えなくねぇか?」

「じゃあ、火の……なんだろ?」

「ウサギとか?」

「ウサギって飛べなくない?耳っぽいのあるけど」

「なら、火のウサギ兼トリってことで!」



よくわからないけど、勝手に完結した。


おしっ!っと、拓馬はやる気モード!

先手を拓馬が打つが、火のウサギ兼トリ(一応)は見向きもしなかった。



「すっげー、ムカつく」



拓馬が連続で攻撃するも、相変わらずで……



「ねぇ、拓馬」

「なんだよ?」

「なんか火が大きくなってない?」

「え?」



さっきよりも一回り分、火が大きくなったような……



「吸収……してる?」

「ウソだろ!?」



私だけの勘違いではなかったようだ。