「ちさと、何エロいことしてんだよ」



その言葉にビクッと肩を揺らし、瞬時に髪から手を抜き取った。



「ちさとって、意外と変態?」

「違っ!って、いつの間に起きてたの!?」

「ちさとが頬つついてるときから、ずっと」



ニヤリと笑みを浮かべる拓馬に……



「サイッテー!!」

「う゛っ……」



腹部に蹴りを一発。

そのまま、拓馬を置いて、逃亡。



顔から火が噴きそうなぐらい恥ずかしい。

恥ずかしくて、恥ずかしくて、しょうがない。


別にね、本当たまたまなんだからね!



ほら!
目の前にケーキがあったから、食べる的な感じなの!



だから、拓馬なんて……