生徒たちで賑わっている食堂。


あたしは自動販売機の前で何を買うか悩んでいた。


(カフェオレ飲みたいな…。でもダイエットしなきゃだし…)


トントンッ


「…ッ!?」

いきなり肩を突つかれ、あたしは必要以上に驚いてしまった。


「うお!ごめん、そんなに驚いた?」


ゆっくりと後ろを振り向く。


そこには、知らない先輩が立っていた。


そして、その後ろには…


先輩がいた。


あたしが大好きな先輩が。