「じゃあ、工藤の席は…南田の横な」



神様はどうやら明奈の味方になったようです。


そして工藤君は「はい」と言ってこっちに来る。

明奈、頑張れ!


「私、隣の南田 明奈。よろしくね」

「…よろしく」

「僕は一之瀬 拓真です。よろしくお願いします」

「…よろしく」

「私は桜羽 美鈴!よろしく」

「…よろしく」



工藤君は表情も口調も変わる事なく返事した。

うーむ…拓真と反対だな。


明奈には悪いけど私は少し苦手かも…。

でも、明奈の恋の為。

頑張れ私。