「待ってよ…置いて行かないでよ…」


そう呟いて泣いていた。

すると

「美鈴…?」

そう聞こえて前を見ると拓真が立ち止まって振り向いていた。

そして私の方に歩いてきて私に目線を合わせるようにしゃがみこんだ。


すると拓真の周りから光が見えてそれが眩しくて目を閉じた。


光がなくなったように見えて私は目を開いた。