私、有馬梨乃。
突然だけど、リア充なう。
これは、私と私のコトが大好きな、彼のお話。
一週間前。
私はお母さんに呼び出しをくらった。
「どうしたの、突然。」
「えへへ。梨乃、今月は何月かわかる?」
「…馬鹿にしないでよ、五月でしょ。」
「せいかい!!じゃー、五月と言えば!!」
「…お母さん達の結婚記念日…だよね。」
「ぴんぽんぴんぽーん!やっぱ梨乃は頭がいいね。さっすが私と克人の娘!」
「で?それがどうしたの?」
「ちょっとこれからずっと行けてなかった新婚旅行にでも行こうと思いまして。」
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