“名付け”

そのまま部屋に戻り、主人の顔を見ることができた。

1人男の子だと言われていたけど、2人とも女の子だった。

「えっ?」

主人はもう1度確かめてもらいに行った。

間違いなく、2人とも女の子でした。

生まれた喜びを味わう暇はなく、主人は産後の話や赤ちゃんの状態など、たくさん話を受けていた。

頭がパンクするんじゃないかという位、頭に詰め込み、気が付くともう夜中。

「泊まっていきますか?」

しかし主人は、今仕事の方が大変だったので、体を休める暇もなく、病院を後にした。