修学旅行から帰ってきた次の日。


病院に来た。嫌な予感がする。



「明日から入院しようね。」


「あと1か月だけ・・・」


「約束守らなかったからね。」


「………」


「いつも言ってるけど、自分の体を大切に」


「入院したら、あたしの病気は治るの?」


「それは・・・」


「ごめんなさい。わがまま言って・・・」



また入院生活が始まる。

慣れたけど、やっぱり1人は嫌だ。





「やっぱり明日から入院だって。」


「ごめんな。俺のせいで・・・」


「良太のせいじゃないからね。」


「………」


「早く学校行かないと!また先生に怒られるよ!」



修学旅行が終わって、

帰ってきてから良太は元気ない。


今日も一緒に病院まで来てくれた。


あたしのせいで迷惑かけてるんだね・・・





「良太。別れよう。」


「・・・何言ってるんだよ。」


「またしばらく入院して会えなくなるから。」


「そんなの別れる理由に」


「なるよ。良太は毎日会いに来てくれるかもしれないけど、それって大変なことだから。迷惑かけたくない。」


「俺は別に迷惑なんて思ってない。」


「あたしがつらいの・・・ごめんなさい。」



やっぱりこの病気では

誰とも付き合えないってことがわかった。