日曜日だから、家族連れやカップルが多い。
どうか発作は・・・
良太に迷惑かけないように・・・
「よし!最初どうする?」
「・・・何がいいかな。」
「愛莉はどれがいい?」
「観覧車は?」
「それは最後!
やっぱり最初はジェットコースターだな!」
「ごめん。あたし乗れないかも・・・」
「もしかして怖いのか?」
「・・・ほんとにごめん。」
「愛莉のくせに意外だな。」
「………」
「わかった。ゆっくり考えよう。」
手をつないで歩き出した。
ほとんど乗れないのに・・・
あたしが良太にちゃんと言えばよかったんだ。
少しぐらいなら乗っても大丈夫だよね。。。
「やっぱりジェットコースター乗る?」
「いいのか?!」
「良太がいるから大丈夫だよ。」
顔が熱くなってきた。
もう目を合わせられない。
「・・・当たり前だ!」
そう言って抱きしめられた。
「ちょっと!人が見てるよ!」
「お前がそんなこと言うから・・・」
「えっ?」
いきなり、おでこにキスされた。
さっきよりも熱い・・・
良太も照れて、顔が赤くなってきた。