次の日。
学校を休もうと思ったが、
お兄ちゃんにウソが見つかってしまい
今日から行くことになった。
どうして学校あることわかったんだろう。
いつもバスで登校している。
バスを降りてから
学校に行くまでの道がすごく好き。
この時期は桜が満開だ。
余計なことを考えなくていい。
モヤモヤした気持ちも楽になる。
学校は嫌いだけど、ここの道は好き。
よく遠回りして学校に行く。
遅刻して怒られるのも慣れた。
「おい!何してんだよ!!」
今、1番会いたくなかった人だ。
「あんたこそ、何してんのよ!」
「寝坊したんだよ!」
「ばーか。」
「お前こそ、こっち学校と逆方向だぞ?」
「あんたには関係ないでしょ!」
「またサボるのか?」
「うるさい!ほっといて!」
「ちょっと待てよ!!」