学校に来て、すぐに先生のところへ。


今日は社会科準備室ではなく

なぜか職員室にいた。




「愛莉と病院行って来ました。」



「成瀬くんもどこか悪いのですか?」



「俺は付き添いです!」



「そういうのは認めません。」



「えー。先生ケチだな。」




当たり前だよ。良太のバカ。





「吉沢さん。体調はどうですか?」



「もう大丈夫です。」



「あまり無理しないように。」



「愛莉には俺がいるから!」



「・・・それなら安心ですね。」




もう迷惑かけられなくていいから

そういうこと言うの?


先生の考えてることがよくわからない。




「良太、早く行こう。」



「待てよ!あんまり急ぐなって!」



それが先生の本心なら受け止めるけど、

やっぱりまだ諦められない。





「どうした?何かあった?」



「………」



「愛莉!聞いてるのか!」



「・・・えっ?」



「また何かあったのか?」



「ごめん。何もないよ。」



「何かあったら言えよ・・・」



「ありがとう。」



良太と2人でいるときも

先生のこと考えてる最低な彼女。




いつも迷惑かけてごめんね・・・



今は、まだ先生のこと好きだけど

ちゃんと努力するから。



良太のことが好きになるように・・・