今日も朝から病院に来ている。
「無理してるだろ?」
「そ、そんなことないです。」
「最近、発作が起きたのは?」
「………」
「正直に言って。」
「・・・昨日だけど。でも」
「やっぱり入院しようか?」
「嫌だ!学校休みたくない!!」
「もっと自分の体を大切にしないと」
「わかったから!入院だけは・・・」
「それなら夏休みに入院しよう。」
「うん!そうする!」
「それまでに大きな発作が起きたら、
すぐ入院してもらうからね。」
「………」
また入院か。
今回はしょうがない。
自分の体のことはわかっているつもりだから。
前よりもおかしい・・・
「診察どうだった?」
「特に問題ないって。」
「・・・よかったな。」
「どうしたの?元気ないよ?」
「俺のせいで愛莉が・・・」
「良太のせいじゃないから。
そんなに毎回暗くなってたら付き合えないよ。」
「ごめん。」
「早く学校行こう!」
今日は良太が一緒に来てくれた。
病院に行くって言ったら
心配だから俺も行くなんて言うから。
もう彼氏みたいなことをして・・・
誰よりもどんなときも
あたしの心配してくれている。