目を開けるとベッドの上に・・・



何であたしが寝てるの?

先生は?どこ?



「ちょ、ちょっと!先生!」



腰にタオルを巻いて上半身は裸。

お風呂に入ってたらしい。


慌てて布団に潜り込んだ。




「まだ寝るのか?」



「と、と、とりあえず服を着てください!」



「オムライスは?」



「作りますから!!」



服を着て大人しくなった。

子供みたいで可愛い。





「もう大丈夫なんですか?」



「何のこと?」



「昨日、熱あったから。」



「オムライス食べたら治るよ。」



「・・・意味わかんない。」



いつも命令されてばかりなのに、

今日は優しい気がする。





オムライス作ってるときも

ずっと隣で腕を組んで見ている。



なんか彼氏と彼女みたい。

いや、それ以上かな。

新婚さんとか。



こういうの憧れてたな・・・





「できました!」



「おいしそうだな。」



「どうぞ食べてください。」



「いただきます。」





「・・・おいしいですか?」



「うまい!!!」



「よかった。」



「今まで食べたオムライスの中で
1番おいしい。最高だ。」



「そこまで褒めなくても・・・」



今のは照れ隠し。

正直、とても嬉しかった。