また先生の家に帰ってきた。



早くオムライスを作ろうとしたとき、



「先生?どうしたんですか?」



「・・・何でもない。」



顔色が悪い。

おでこを触ってみると熱かった。



「先生、熱あります!」



「………」



「ベッドまで移動できますか?」



「これぐらい平気だ・・・」



「いいから!寝てください!」




先生をベッドに寝かせた。



つらそうな顔だ。

何で気づかなかったんだろう・・・




「薬ありますか?」



「たぶん…ない。」



「あたし買ってきます!!」



「行くな!」





触れるところから先生の熱が伝わってくる。





「寝てれば治るから。」



「でも・・・」



「こっち来い。」



そのまま腕を引っ張られて

あたしもベッドに・・・



「せ、先生?」



「お前がいないと不安になる。
もうどこにも行くな。」



そう言って抱きしめられた。


嫌なのに・・・何もできない・・・





「オムライス食べたかったな・・・」



「熱が下がったら作りますよ。」



「………」



「先生?」



静かにベッドから出た。

そして、先生の看病をした。





さっきの言葉を思い出すとドキドキする。



先生を好きになるなんて・・・


そんなことない!絶対ない!