「愛莉!早く起きろー!」
「学校休みなんだから、もう少し寝させてよ・・・」
「今すぐ真人の家に行く準備しろ。」
「えっ?どうして?」
「週末、家に帰って来れないんだ。」
「いつものことだよね?」
「何があったか知らないけど、
ちゃんと仲直りしろよ。」
しばらく先生に会いたくなかったのに・・・
ちょっと待って!
もしかしてお泊まりってこと!?
ぜっっったいに無理!!!
2人きりで、しかも先生の家なんて、
また変なことされるかも。
「お兄ちゃん!やっぱり無理だよ!」
「準備できたか?」
「えっと・・・お兄ちゃんは?」
「もう仕事行った。」
「やっぱり、あたし」
「車で待ってるから早く来いよ。」
もし何かあったら
お兄ちゃんのこと許さないから!