優雪にだけは.メールをしておこうと思った。

────────────────────
To.優雪

何で来なかったの?
遅すぎだから....。

明日.放課後話あるから。
────────────────────

ポタッ....ポタッ....

ディスプレイが涙で濡れていく。
「どうして来てくれなかったの....?
来てくれてたら何かが変わったかもしれないのに....」 
あぁ。そうだ....。

『優雪はあたし彼氏じゃないんだもん
好きな人いるっていってたもん
努力しても無駄ってわかってるもん....』

そう自分に言い聞かせて
あたしは深い眠りについた───────。