ー次の日ー
待ち合わせしていたカフェにあたしは一早く着いた。
スマホのディスプレイを見ると”09*00”の文字。
今日は優雪に会うってだけで
テンションが上がっちゃって
髪も仕事の時しかしないアップにしてみちゃったり。
・・・・───────。
「はぁ....」
何時間たっただろう。
”18*30”になっても優雪は来なかった。
あたしはひとり.頼んだアイスティーを飲んでいた。
ふと周りに目をやると.客はあたしただ一人。
もう店も閉めかかっている。
の「もう閉まるんですか?」
「あぁ。君ひょっとして目.悪い?
もうウィンドウ閉めてんだけどわかんない?
こっちだって何も頼まない客をずっと
店に入れておくわけにもいかないしね。
さっさと出ていってくれないかな?」
その時.あたしの中で何かが切れた。
・・・・プツン──────。
「は?お前だって目ェ悪いだろ。
こっちわアイスティー頼んでんだよ。
この.アイスティー見えねえのか。あ!?」
あたしは隣にあった椅子を思いきり蹴飛ばした。
鈍い音が店内に響く....。
「なっ....。お前いい加減にしろよ!
器物損害で訴えるぞ!子供が調子に乗るなよ」
「はぁ?訴えれるもんなら訴えてみろよ
こっちわ客だっての。面倒くせぇな。
店長に言ってもいいの?お前.どうせバイトだろ」
あたしがそう言うと男は黙りこくった。
「スイマセンでした....」
「まぁ.いいや。面倒くさいし」
そう言って店を後にした。
今は午後7時....───────。
あたしは時間を見なかった。
この後.待っていたから───────。