駅を出ると
自分達と同じ服を着た若者達が、期待に満ちた顔で一つの方向に向かってた。


その波に逆らわずに歩いていくと5分ほどで、大きな白いお城のような建物にたどりついた。


「やっべ〜!かっけーなこの学校!校舎とか城じゃん城!どんだけ〜(^O^)」


これを果たしてカッコいいと言うのか…


「…趣味わり〜」



俺は一言だけ呟いて、
フラフラと酔っ払いのよーに歩いている太陽の後ろを追っていった。