夜中の2時。


バイクのエンジン音と
数人の男の声がして

タバコの煙たい匂いが
あたしを夢の世界から引き戻す。

「煙た…。」
開いていた窓を閉める。

寝ぼけたまま立ち上がり
ちょっとふらつきながら

窓までゆっくり近づいた。