「坂本 竜矢。また遅刻か。お前、もう2年なんだぞ」

「…」

先生の言葉になんか見向きもせずに

そのまま無視をした。


竜くんも一年とときも同じクラスで、

その時からいつもこのくらいの時間に現れる。


みんなはシューズを持って体育館に向かう中、

竜くんは席に着き窓の外を眺めている。