「袴田君の彼女になってもいいですか?」

「…もちろん」


ものすごいニコニコの袴田君

ちょっと、遠回りな言い方だったかもしれないけど、私にはこれが精いっぱい。


「まー、これからよろしく」

「…はい」

「お待ちどうさま。ハンバーグ定食2つね」


そういって、おばちゃんが持ってきてくれたハンバーグ。


「おいしそー」


思わずこぼれた言葉。

だって、ほんとにおいしそうなんだもん!

しょうがないではないか!


「ゆっくりしてってね」

「ありがとうございます」


おばちゃんはそれだけ言って、個室から出ていく。

ハンバーグはホントにおいしい!

今までに食べた中で一番!!

がっついてだべました。


目の前に袴田君がいることなんて忘れて…