「ほら、早く入れ」

「はいはい」


ドアを開ければ昔ながらの鐘の音

なかは、カウンターとテーブルがあり、とてもおしゃれな感じ。

お客さんのそれなりにいる。


「あー、岳君また来たのかい」

「おばちゃんーそんなこと言わないでよー」


袴田君と親しげにはなす50代くらいの女性。

…ものすごく優しそうな雰囲気が漂っている。


「あら、その美人な女性は?」

「えー、聞かないで、つーか、個室開いてる?」

「開いてるよー」

「じゃ、かりまーす」


私を見てにっこりと笑うおばさんにおじぎをして袴田君についていく

…美人っていうところは否定しないでおこう。

きっと、目が悪いんだ。あのおばちゃんは。

なんか、とても優しい感じのひとだったなー。

ほんわかした雰囲気が周りに漂ってたー


「ほら、南はそこに座ってー」


連れてこられた個室は私が好きな感じの雰囲気。

…なんか、袴田君がいない時にもう一回きたいかもしれないー

まだ、ご飯何も食べてないんだけどねー