「あー、よっ」


警察署を出て、少ししたところに止まっていた袴田君所有のエクシーガ

さすがに警察署の真ん前に止めるのはやめたらしいね。


「南、1週間ぶり」

「…はい」

「とりあえず、乗って」


素直にエクシーガに乗り込む。

1週間ぶりにみた袴田君は当り前だがあまり変わっていない。

今日もスーツ。

なかなかスーツも似合いますななんて思う。


私はといえば、連日の徹夜明けで散々な状況。


「いったん、南の家行くから、場所教えて」


そういわれて、場所を教えれば、袴田君はハンドルを握り、私の家に進みだす。

…そもそも、今日はいったいどこに行くのか。

それにしても、車というものは眠気を増大させるのですかねー