「今日はどのような用件で?」


なんだか、普通の化粧品屋さんとは違うみたいです。

…高級感漂ってます。

私にはそんな大金持ってませんけどね。


「コイツにあう化粧してやって」


「はい、かしこまりました。どうぞこちらに」

「…」


袴田君の言うことを聞いてしまう店員さん。

…そこは聞かないでほしかったよ!!

第一、私には化粧とか必要ないのにー


なすがままの状態の私です。

…もー何が何だかわからないです。

私がなぜにこんなことをさせられているのか、なぜにこんなことをしないといけないのか。