「朝、呼び出されたのって?」
「...」
聞いても返事がない。
「答えてよ!」
「告白...された...」
やっぱりね。予想的中。
「そりゃあそうだよね。優かっこいいし、あの人も美人で綺麗...だったし...優に...お似合いだった...もん...ね...。」
「おいおいおい!待てよ!なんで泣くんだよ」

え...私...泣いてなんか......いた...
なんで泣くんだろ。ただの兄妹なのに。ただの...兄妹...なんだね...。

長い沈黙。
数分後に沈黙を破ったのは...優。
「言っとく。俺、フったからな」
...今、なんて...?フった...?
なんで...なんでよ...
「じゃあ、どうして先に帰ってるのよ」
「あれ?メール届いてなかった?」
「あ、来てる...」

『今日はダチと帰るからなー!』



...優...ごめんなさい...
勝手に付き合ったと思い込んで...責めたりして...ホントごめんなさい...

「なあ、俺がフった理由教えてやるよ。」
「...何?」