すると、サッとソウタ先輩の姿が見えなくなった。

目で追うと、床に散らばるあたしの塩焼きそばを拾っている。


ひぇ!素手で拾ってる!



「あの、本当に大丈夫ですから!」



周りからも注目浴びちゃってるし、もう、やめてください〜!

でも一向にやめてくれない。


すると、ソウタ先輩が聞こえるか聞こえないような大きさであたしにつぶやいた。