「ごめんなさい。」


あたしは深々と頭を下げた。

……ちげぇっ!素直に謝っちゃったよ。


違うし、違いすぎるんだけど。

でもこの頭をあげられるわけがないじゃん!


お願い。このまま見えないうちにいなくなって。

それなら許してあげるから!今なら……、許せるから。


と、思った矢先。

頭を下げた目の先に、散らばった焼きそばがまた目に入ると



「ーーっやっぱ、無理っしょ!!」



と、上半身を持ち上げなから言ってしまったのだ。