「お、こんなとこで二人、何いけないことしてんの？」


急にシャッとカーテンを開けられたので、あたしはというと身がすくんだ。

なにも言えないままあたしはマサを見つめる。

……そして、うつむく。



「あ、あたしもう行かなきゃ」


「えっ、ちょっと。」


と、マサがあたしの肩に触れようとしたけど、あたしは逃げるように体を逸らして交わす。

とっさに出た言葉がそれで、明らかに動揺したままその部屋を後にしようとした、


その時ーー。




「ほらほら、そこの男達。そろそろ帰りなさい。ここはね、健常者は使用禁止なの」