「別にいいだろ…ったく…俺帰るから」

またその事を言うのかよ……もう何回目だ？
呆れながら回された腕を払おうとする




「おい、洸弥…手離せ」

何故かその手をガッチリ捕まれている



「紫乃！これからラーメン食いに行くぞ!!いざ！デブエット…なんつってー」


「……」

「……ははっ」

「……」

「嘘ですごめんなさい。そんな冷たい目で見ないで」


何だよデブエットって…と、相変わらず洸弥の意味不明な発言には着いていけない


「……洸弥、ほら行かねぇのかよ…」

何ボケッと突っ立ってんだよ