「何しに来たんですか…」

態々教室までくるとかあり得ないだろ
あなたのお陰でクラスの女子が興奮してますよ


「え?夏休み皆で出掛けようって話になってね。フジも一緒に行こーってね!」


「そーですかじゃあ俺はパス……「なんかさせないからねー。これは強制でーす!」

俺の肩を掴み、ニヤリとした江口さんに僅かながらも殺意が沸いた

そんなことに全く気づかないこの人は俺の頭に手を置いてくる


「じゃあ今日はこれだけだから。俺らは倉庫の方に行くけどフジも行く?」



「あー……俺はいいです。どうぞ皆さんで…」

「そっか…凌雅はフジに会いたがってたのに残念だなぁ。まっいいか!それじゃ夏休み絶対だからねー」





「いや、無理だ…………ってもういないし」