…………………え?
「あっはははは!!凌雅なに今の!絶対フジに伝わってないよっ」
うん。よく分かんなかった
「もっと分かりやすく言ってください」
そう言うとあからさまに嫌な顔をしてきた
だから何が言いたいんだよこの人は……
「だーからフジ、そんなに急がないでよー」
うるさいなこっちは気分が悪いんだ…
やっぱり断れば良かったかな…
そっと額を触ってみるとすごい汗
けれどそんな俺の様子は離れた所にいる江口さんたちには見えない
「凌雅にしては素晴らしい告白なんだけどなぁ」
「………るせぇ」
「うーん凌雅はもう言わないみたいだから俺が代わりにってことで」
江口さんは少しずつ俺の元に近づいてくる
「簡単に言うとね……フジを俺らの仲間にしたいってことだよ」
「……………はぁそうなんですか…」
俺のため息を気にせず、江口さんと凌雅さんは俺を見つめてきた