階段が結構キツいな…
恐らく眉間にシワがよってると思う
しかも体調はどんどん悪くなってきてる
重い足を一歩ずつ進め、ヨウについていく
俺の異変に気づいたのか、ヨウは歩幅を狭めてくれている
その姿に分からないように微笑んだ
コイツはやっぱり変わってねぇな…
しばらく会ってなかったけどあの頃と同じ
誰かのことになるとすげぇ心配性になるの
屋上への扉を開けると入ってきた外の光の眩しさに自然と目を閉じた
「遅かったねーヨウ」
「…………藤咲、やっと来たか」
そこには予想もしてない先客が待っていた
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