ねむい



今の俺にはこの一言が的確な気がする…

昨日の騒ぎは日付が変わるまで続き、家に帰ったのは深夜2時

1限に間に合ったのは奇跡だと思う


けれど来るんじゃなかったって今すごく後悔してる



「おー藤咲いい度胸じゃねーか」


何で朝からコイツに会わなきゃいけない


「ありがとうございます。茂木先生」

「誉めてねぇよ。つか起きろ」


「無理で…す………………………」

やば、瞼が重すぎ…

家に帰ってからはアイツラからのメールが多すぎてウザかったし

そのせいで全然寝れなかった


今寝たらやっぱこの人キレるかな……

でも睡魔には勝てない…



















「あ、藤咲くん……寝ちゃったか…」
「まぁ仕方ないよ。だって紫乃だもん。むしろ起きてるほうが恐いくらいだよ」

「そっか…」
「やば、先生が睨んでる…集中っ!」
「そ、そうだね!」


洸弥と桜木が俺を挟んで話してたなんて知らない

そして





「ふふっ寝顔かわいいな…」

こんな声に気づくこともなかった